地震を体験、北区の文化度

知人の家のそばにある北区西ヶ原の「地震の科学館」にて地震の架空体験をする。
http://www.city.kita.tokyo.jp/chiiki/bousai/center/
 震度3から4、5弱、5強、6弱、6強、7、縦揺、横揺、関東大震災の体験などが出来る。以前にテレビで「都電で散歩」特集か何かで、森末が飛鳥山そばのここで地震体験をしていたのを思い出した。
 私が実際に体験しているのは多分4か5弱いくらいまでで、それでもかなり怖かったが1分経たずに収まったのでほっとした。酔っ払って階段を上るくらいの揺れだったように思う。しかし、その上、5強以上は倍々で強くなる。6以上は人間の無力さを感じる。
 北区の施設だそうだが、もっと一般に知ってもらって地震に対する恐怖感と理解を深めるために利用すべき施設だと思った。
 この北区というところ、以前には江戸時代には江戸近郊の景勝地(川と渓谷)、大正時代から戦前にかけては田端文士村と文化の香りがしたのに、今は味気ない場所となっている。王子駅前の飛鳥山には三つの博物館があるがどこも面白くない。桜の名所の飛鳥山もぱっとしない。反対側に10数年前にできた「北とぴあ」も、以前には毎秋「北とぴあ・フェスティバル」と称してバロックのステキなフェスティバルと開催していたが、最近はかなりトーンダウンして、バロックオペラのみの公演になっているが、それでも続いているのは素晴らしいことだ。そのほかの特徴といえば、「内田康雄文学賞」と「つかこうへい劇団」位だろうか?
 それぞれの市町村から発信される文化的な催しが一つでも二つでもある限り、私たちの生活は豊かになるであろうから。