2010-01-01から1年間の記事一覧

トリスタンとイゾルデ

非常にあっさり風味のトリスタンとイゾルデ。一昔前はワーグナーを聴くと体中にずっしり来て、帰り道でしばしば階段から落ちたものだが、この警戒さは本格的に21世紀の舞台になったという事だろうか? 映画の最後の忠臣蔵の感想続き。終わりの方に怖い箇所が…

最後の忠臣蔵、トリスタンとイゾルデ

先週土曜日のトリスタン初日は10人程並んでいたキャンセル待ち全員がSかAを買えたという情報に勇気づけられて3時半過ぎに新国立劇場へ。キャンセル待ち3人目だからまぁ買えるだろうとの楽観的気持ちで半時間少々。無事S席ゲット。終演予定は22時45分。 …

王女イオランタ&酒神ディオニュトス

明後日当日券が買えれば見るかもしれないトリスタンとイゾルデは除き、今年最後の観劇はどちらも武蔵野文化事業団絡みにて。昨日見た楽しいオペラ、王女イオランタは、いかにも演劇大国ロシアらしいこじんまりとしながらも、ほんわかと楽しませてくれた。お…

AVGセキュリティーソフト

ここ数年無料のAVGを使っていたが、そろそろフリーバージョンは 更新をしなくなるので、一刻も早く、有料バージョンに乗り換えよとの おどかしがずっと続いている。 他にも無料のセキュリティーソフトはあるので、他に乗り換えるか、 既に購入している Kings…

日生歌舞伎

やっと菊之助の玉手と松緑の韃靼じゃない達陀を鑑賞。面白かった。まず菊之助の玉手は若くキレイなので初めて合邦を見たような新鮮さ。かなりギドギドの悲惨な話ながら、それだけでも歌舞伎の美しさが堪能出来た。 流石にオペラも上演する日生劇場は音響が良…

生け垣損傷110番

昨日帰宅路に自宅まで来たらお巡りさんが。何ですか?ときくと、110番通報で来たと。 車がうちの生け垣角にぶつかり擦って損傷させたとの通報があったといわれ、比較的若い女性がスミマセンといいながら小さくなっている。自宅前は公園の為、止まったり方…

国立劇場歌舞伎公演、鈴木忠志続き

本日は国立劇場歌舞伎公演とその後の芝喜松などの研修生卒業生の芸談。歌舞伎は由良之助本伝という新たな形式での中心蔵。幸四郎主演という事もあり、丸本物と真山青果の間を見ているよう。 やはり勘平とお軽の5、6段目がいかに歌舞伎らしく見応えあるものか…

SCOT「リア王」@吉祥寺シアター

鈴木忠志ファンに大朗報!静岡の芸術監督をお辞めになり、4年前に東京では16年ぶりに新国立劇場で作品発表した鈴木忠志、今年から暫く毎年吉祥寺シアターで作品発表するそうです。まず吉祥寺シアターは東京では気に入ったとかで、新国立劇場の味気なさと…

文楽

観賞教室は今回はたるかったが、本公演の廿四考が素晴らしい。大夫、三味線、人形が一体となり物凄い熱演。私は初めて涎たらして盆に乗って消える大夫を間近でみた。これは今月の外せない一本。

歯医者

以前、ある著名な歯科技工士学校でアルバイトをしたのをきっかけに、 腕のたつ技工士から紹介してもらった歯医者にずっと通っていた。 家から1時間半程度かかるのに、そこにいって数年間完治していなかった 歯の根の治療がやっとおわり、歯痛に悩むことがな…

直美&清

意に沿わないながら、松竹歌舞伎会のゴールド会員継続のために 仕方なく買った直美&清を見てきた。 http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/1012/flier.html 別の用事があったために、前半の芝居だけ見てきたけれども、 やはりこの手の芝居、苦手。確かに…

レオ・ヌッチ・バリトン・リサイタル

都民劇場の定期、レオ・ヌッチのリサイタル 既にかなりのお年だとは思うが、 声量、声質、表現力、歌唱力、オーラと、 そこらの歌手とは全然違いますね。 さらに凄かったのが、場内の雰囲気。 まさにヌッチ様、という感じで来られた方が 相当数いらっしゃっ…

マタイの受難曲@サントリー

ドレスデンフィルとドレスデン聖十字合唱団。非常にまとまったいいマタイの受難曲だった。 年末ですね?今年のサントリーホール前のクリスマスツリーはやや地味。 昨日までサントリーホールではなくオペラシティだと勘違いしていたり南北線反対方向に乗った…

青年座「黄昏」@紀伊国屋、新国立劇場&国立劇場など

劇団青年座の黄昏、非常に面白かった。 いわずもがな、ヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダ親子に、キャサリーン・ヘップバーン出演の映画が有名だが、やはり脚本がよくでたものは面白い。 ところで今回も感じたが、新劇の舞台は、客席から見て右手に階…

ドイツ・カンマーフィル@都民劇場定期

先般のコンセルトヘボウに続いて、非常にいい公演 今期は、コンセルトヘボウとレオ・ヌッチが入っているので、グリモーあたりで 料金調整って感じなんでしょうけれども。 色彩鮮やかで勢いが素晴らしかったコンセルトヘボウと比べて 小人数ながら非常にまと…

花形演芸会&歌舞伎研修所卒業生@国立劇場演芸場&伝統館

国立演芸場の花形演芸会は、受賞発表の会しか見たことがなかったが、 これは定席や名人会以上に真剣味があって、本当に楽しめた。 これで定価で1800円はお値打ちだ。 しいていえば、演歌嫌いな私は実は浪曲も駄目。こちらだけはめをずつぶって耐えた。 http:…

ヤンソンス&コンセルトヘボウ@都民劇場

ベートーベン、ヤナーチェック、チャイコフスキープロ。 菊五郎や幸四郎と同世代とは思えない程にいつも見かけも音楽も若々しいヤンソンス。今日も生き生きとした公演だった。 アンコールのチャイコフスキーの眠りを聴いていて、以前に都民劇場の音楽公演で…

假屋崎省吾のクリスマスツリー

東京オペラシティギャラリーへ、ドミニク・ペローの建築展 「都市というランドスケープ」 http://www.operacity.jp/ag/exh123/ 非常に面白いのだけど、使い勝手となると???がいろいろ。 現にフランス国立図書館の冷暖房費がかさむとか、西日が当たるとか…

ロベール・ルパージュ、ブルードラゴンまでの道のり

明後日初日の東京芸術劇場中劇場にての公演、 ロベール・ルパージュ、4年ぶりの来日公演の前の講座。 http://www.geigeki.jp/saiji/023/index.html ケベック演劇を芸術的、社会的、歴史的といった側面から多面的にとらえ、深く知る人物として国際的にも知ら…

イスラエル・フィル&ベジャール奇跡の響宴

メータ率いるイスラエル・フィル&べジャール・バレエ団&東京バレエ団 非常に見ごたえがあり素晴らしい公演だった。 多少チケット代は高かったが、これは抑えておかないとまずい舞台。 ベジャール、やはり初期の作品の強さは素晴らしい。 ペトルーシュカは…

ロベルト・ホル・バス・リサイタル

武蔵野でリートのリサイタル。美味しい所をつまんで集めたドイツリート公演でなかなか楽しかった。http://www.musashino-culture.or.jp/event/bunka/H2211021.pdf というのも伴奏者のミドリ・オルトナーが後半ひリラックスして欲しいと説明をつけてくれて、…

桜田門外ノ変

映画、「桜田門外ノ変」を渋谷東映にて鑑賞。 しばらくぶりに映画の日の夜に見たが、かわいそうなほどのガラガラ度。 渋谷東映よりも、もっといい映画館(バルト9など)で皆さん見ているのでしょうか? なかなか、迫力も訴える力もある映画でした。 数々の…

東京芸術劇場講演会

連続セミナー 演劇から見る世界 http://www.geigeki.jp/saiji/026/index.html 今日はイスラエルの演劇。 たっぷり2時間、映像主体で大変に面白かった。 確かに、ユダヤ教徒という共通点のもと、世界各国のそれぞれの地域の伝統文化も一緒に 集まった人々の…

ドミニク・ペロー&国立名人会

先週末。 ドミニク・ペローの展示が始まった東京オペラシティギャラリー 初日の土曜日には、ペロー自身の講演会があったので 友人と共に参加。 http://www.operacity.jp/ag/ 張り切って開場時間前にいったら、結果的に30分開場時間が送れ、 立って待つこと…

井の頭公園とQ10

今日は幸い最初の雨の予報からお天気も恵まれて、ジーク太郎とフリート新之助と一緒に井の頭公園へ。 ランチは公園内のタイ料理、散歩の後はドッグカフェへ、両方共に満員! http://www.peppermintcafe.com/index.htmlhttp://r.tabelog.com/tokyo/A1320/A132…

10月演舞場

今回は珍しく、昼の部が見ものが多かった。特にいつもあきあきしてしまう真山青果の頼朝の死は適所適役で、魁春の政子が非常に立派だった。今日は全般的に、魁春と錦之助が一回り大きな役者になったなあ、とつくづく感じた。三津五郎、巳之助親子の連獅子は…

ヴィオラダガンバの2連続公演@武蔵野

前半のカナダの女性デュオも面白かったのだが、 ヴィーランド・クイケンがトリオになると、俄然音が全然違う! 聞いている心地よさが全然違う! 勿論、後半の2時間20分は、聴き応え十分。 クイケン、まさに名人ですねえ。 http://www.musashino-culture.or.j…

アラベッラ

新国、尾高体制第一作のアラベッラ新演出を見てきた。http://www.nntt.jac.go.jp/release/updata/20001191.html には朝日の批評も掲載されている。個人的に、舞台のブルーが気味悪くって、たまたま数日前にブル中野が、 食欲をなくす色がブルーで、なるべく…

ツィメルマン&バーゲンカルテット

都民劇場定期。久方ぶりにプロらしい実に渋く華やかな演奏だった。 詳細は帰宅後に。 http://www.tomin-gekijo.or.jp/ongaku_sub/ongaku2010b.html クリスチャン・ツィメルマン & ハーゲン弦楽四重奏団 バツェヴィッチ ピアノ五重奏曲第1番(1952) ヤナー…

柳家三三独演会、認知症のおばあちゃん、詐欺師、残念なミスド

土曜日にな練馬文化センターにて、柳家三三の独演会。鮑のしと笠碁。 さすがに小三治の弟子だけあって、JRの乗車券ネタ枕で40分くらい観客をひきつけた。 かつ舌も抜群にいいし、これからも注目したい。 練馬にいったついでに、なつかしいミスドにいき、なつ…