ロベール・ルパージュ、ブルードラゴンまでの道のり

明後日初日の東京芸術劇場中劇場にての公演、
ロベール・ルパージュ、4年ぶりの来日公演の前の講座。

http://www.geigeki.jp/saiji/023/index.html
ケベック演劇を芸術的、社会的、歴史的といった側面から多面的にとらえ、深く知る人物として国際的にも知られるダヴィッド氏が、ルパージュの過去の主要作品を映像を通じて紹介し、その特徴と魅力に触れ、彼のこれまでの軌跡を振り返ります

ジルベールダヴィッド Gilbert DAVID
モントリオール大学フランス語文学科教授)

私がこの講座に気づいたときには定員に達していたため、
だめもとでとにかくキャンセル待ちでくる予定だったのが、
先日、この一連の講座に出たお陰で、胸を張って
出席した公演。

ルパージュ作品は、なんだかんだで10本近く見てきたが、
その中でも私が好きなベスト3に入る
「Needles & Opium」と「大田川」に絞っての話。

ダヴィット教授は、気のいい先生にありがちな、親切だけれども、
イマイチまとを絞りきれないで、親切に説明するタイプの先生。

今日の話で、ルパージュのお父さんがダクシーの運転手で、
ルパージュが幼い頃に体中の毛が抜けてしまう病気になり、
それがコンプレックスになったことなどを知った。

また、私が嫌いな、シルク・ド・ソレイユでのルパージュの演出、
知りませんでした。TOTEMが来日したら見てみよう。

18時半から20時半の予定が、多少映像の調整に手間どり
開始時間が遅れたにせよ、修了が21時。

質疑応答で、ふと気づいたら、芸術劇場の副館長がえんえんと
質問していたのには、ちょいとへきえきしました。

私は日本の伝統文化とのかかわりあいについて最後に質問しました。

ルパージュは、スポンジのように、世界各国どこにいっても文化や
俳優の個性を吸い込み、基本的に俳優の母国語での演技を求め
現地の言葉の習得に貪欲なんだとか。

私は明後日の初日と土曜日の夜の部と2回、ブルードラゴンを見る予定。