新劇・舞踊

直美&清

意に沿わないながら、松竹歌舞伎会のゴールド会員継続のために 仕方なく買った直美&清を見てきた。 http://www.shochiku.co.jp/play/enbujyo/1012/flier.html 別の用事があったために、前半の芝居だけ見てきたけれども、 やはりこの手の芝居、苦手。確かに…

青年座「黄昏」@紀伊国屋、新国立劇場&国立劇場など

劇団青年座の黄昏、非常に面白かった。 いわずもがな、ヘンリー・フォンダとジェーン・フォンダ親子に、キャサリーン・ヘップバーン出演の映画が有名だが、やはり脚本がよくでたものは面白い。 ところで今回も感じたが、新劇の舞台は、客席から見て右手に階…

假屋崎省吾のクリスマスツリー

東京オペラシティギャラリーへ、ドミニク・ペローの建築展 「都市というランドスケープ」 http://www.operacity.jp/ag/exh123/ 非常に面白いのだけど、使い勝手となると???がいろいろ。 現にフランス国立図書館の冷暖房費がかさむとか、西日が当たるとか…

ロベール・ルパージュ、ブルードラゴンまでの道のり

明後日初日の東京芸術劇場中劇場にての公演、 ロベール・ルパージュ、4年ぶりの来日公演の前の講座。 http://www.geigeki.jp/saiji/023/index.html ケベック演劇を芸術的、社会的、歴史的といった側面から多面的にとらえ、深く知る人物として国際的にも知ら…

イスラエル・フィル&ベジャール奇跡の響宴

メータ率いるイスラエル・フィル&べジャール・バレエ団&東京バレエ団 非常に見ごたえがあり素晴らしい公演だった。 多少チケット代は高かったが、これは抑えておかないとまずい舞台。 ベジャール、やはり初期の作品の強さは素晴らしい。 ペトルーシュカは…

東京芸術劇場講演会

連続セミナー 演劇から見る世界 http://www.geigeki.jp/saiji/026/index.html 今日はイスラエルの演劇。 たっぷり2時間、映像主体で大変に面白かった。 確かに、ユダヤ教徒という共通点のもと、世界各国のそれぞれの地域の伝統文化も一緒に 集まった人々の…

オーマイゴッドウィルス@東京芸術劇場中劇場

三宅裕二率いるSET48回公演 http://www.set1979.com/perform/detail/01.php 「去年30周年でひと区切りついて、今年からまた新たな一歩を踏み出すんですね。」雑誌などの取材でインタビュアーがよく口にする言葉だ。しかし、新たな一歩を踏み出すという感覚は…

シンデレラ初日

パリオペラ座バレエ。ルテステュとマルティネス。ヌレエフバージョンのシンデレラはハリウッドが舞台。今一つ分かりにくい箇所もあったが、別キャストであと二回見るので楽しみだ。オペラ座はやはりうまい。オケのニューシティは今回も健闘。拍手はかなり鳴…

棄憶@青山円形劇場

ご縁があってみた芝居だけれども、なかなか迫力ある人間ドラマだった。 かの有名な731部隊やら帝銀事件やらをもとにしているとのことで関心を持ったが、 あけてみたら、青山円形劇場の舞台の上で、役者が持ってきた 椅子3脚と小さなテーブルを使って、い…

禿の女歌手@高円寺 座2

昨年、座の1劇場には行ったが、今回はさらに小さい地下の2劇場にて、青年座の イヨネスコの不条理劇を観劇。 不条理劇は、過去にベケットの「幸せな日々」やら別役実の「マッチ売りの少女」なども見ているけど、いやはや、不条理なせりふ劇を見事に演じた…

ラ・シルフィード

はじめてみたシルフィードは、音楽も楽しかった。 実は内容、今もわかってないのですが、 なんとはなしに、スコットランドを舞台とした 明るいジゼルって感じがしたのですが。 とにかく上野水香とサラファーノフが素晴らしかった。 水香ちゃん、昨年の世界バ…

マリインスキーバレエ来日公演で

こんなのをやってくれたら良かったのに、というのが今週月曜早朝放映の昨年のサンクトペテルブルグ白夜祭り。火の鳥、春の祭典、結婚のストラヴィンスキー祭り。とはいえ、白鳥や眠りを演じる事に比べてリスク在りすぎなんでしょうね。ガラの替わりにせめて…

国盗人@世田谷パブリックシアター

いかにもコンパクトで美しい日本的でありかつ奥行きのある舞台。白石加代子と野村萬齋の熱演、特に多彩な声色が印象的だった。萬齋、歌舞伎の女形顔負けのえびぞりで死んで行きましたねえ。 特に、新国立劇場のヘンリー6世を見たばかりで、その続きから始ま…

オールスターガラ;マリインスキーバレエ

今回私が見るマリインスキー最後の演目。今回のマリインスキーは若手が実に頑張っていた。皆テクニックは抜群の上にしなやかな肉体を持つ。ただ、これがかつてボリショイとバレエ界のトップを分けたバレエ団かと思うと小粒感と個性の薄さは否めない。やはり…

イワンと仔馬

マリインスキーバレエ公演。若手が伸びやかに踊り気持ち良かった。さすがにマリインスキーオケで指揮者がゲルギエフになりオケの音色が見事に変わった!舞台を見ていると、なんとなく「ラインの黄金」を見ているような錯覚さえしてきた。

太陽と下着の見える町/タニノクロウ@にしすがも創造舎

現在豊島区で開催中のフェスティバル/トーキョーの一環。現代の不条理劇を超オムニバスで白を基調とした美しく二段の舞台で見せた90分。あれ?終わったらしいで拍手さえ拒絶する舞台。何気にどこにでもありそう、いそうな登場人物達が愚痴とも告白ともつか…

月いづる邦@高円寺・座

伊東豊雄作品の高円寺・座劇場見たさに、不可思議なパフォーマンスを見た。オノヨーコの歌とソーラン節に亜細亜の楽器をまぜこぜにしてヘレンケラーみたいな踊りを基調に土着ダンスならを混ぜた人類皆兄弟をテーマにしたのかな?横浜トリエンナーレあたりで…

マリインスキーバレエ眠りの森の美女

タイトルロールはソーモア。王子はサラファーノフ。今回は一階通路後ろという絶好の席で見た事もあるが、非常に面白かった。二人ともテクニックも完璧でソーモアは肱と膝から先が柔らかく伸びやかで素晴らしかった。 ただ何人か脇のダンサーが尻餅。何か理由…

マリインスキーバレエ東京初日

現代最高の白鳥プリマ、ロパートキナ主演。3年ぶり?のロパートキナの白鳥は相変わらず余人には真似しようのない気品と美しさ。彼女よりも回転が鋭かったり足を高く挙げたり色っぽいオディールを踊るダンサーはいるが、この気品と気高い独特の存在感は誰にも…

十二人の怒れる男@シアターコクーン

大変に面白く感動的だった。シドニー・ルメット監督の半世紀以上前の映画の印象が余りにあったが、舞台ならではの緊張感は映画では真似出来ない。中井喜一のヘンリー・フォンダ演じた主役の陪審員役も適度に普通のオッサンらしく良かったが、意外にも他の演…

東京バレエ団くるみ割り人形

主役にコジョカルとコボー。コジョカル、相変わらず可愛くてしなやか。でもやはり一時の華やかさには翳りがあるかな? 本当に久しぶりのくるみは肩が凝らずに楽しい。 私の近くに東京バレエ団員らしきイケメン二人。全力でブラボーを叫び続けていた。

劇団NLT『OH!マイママ』@博品館

非常に楽しめた、良質な海外コメディーでした。 どこかで聞いたようなお話ですが。。。 やはり芝居の基本は脚本ありきですね。 国会議員とその息子のこの2人の役者がもっと 上手かったら、もっと面白かっただろうって思うのは贅沢かな? 息子役、野村萬齋に…

ジェーン・エア@日生劇場

なかなか感動してしまった。第一にはやはり原作が良いからでしょうが、その良さを上手くミュージカルにまとめあげたジョン・ケアードの手腕は素晴らしい。 私が見る事を苦手とするタイトルロールの松たか子も彼女のはまり役で、昔のように極端に音程を外す事…

まるで十種競技がおわったよう

というか、リングを全部見終わった気分というか。 12時開演、22時20分終演。時間的には、「ワリキューレ」と 「ジークフリート」を一緒に見たってカンジでしょうか? ともかく前のグリークスより更に長かったユートピア。 一部から二部へ、更に三部へと徐々…

ユートピア鑑賞中

終演が10時20分の予定と休憩入れて10時間越えは猿之助歌舞伎なみ

ルテステュ

世界バレエで見事なジゼルと演じたのは、ずっとルスティユだと思っていたら、ルテステュでした。発音しにくいことこの上なし。

アイーダ@ミラノ・スカラ座_NHKホール

ラメダス役ボータが「清きアイーダ」で最後の高音が全く出ずに、 幽霊のような裏声でごまかされたところで、3000円返せ って気持ちになったが、バレンボイムの新鮮なヴェルディの 流れのいい音楽に魅了された。 一部の観客にとっては、ブラボー!(ってほど…

ザ・ダイバー@東京芸術劇場 小ホール1

初めて野田秀樹って凄い演出家だ!脚本家だ!と思った一本。 今までは、やたらと早口台詞とドタバタと多くって、 肝心の芝居の中身に行く前に私の中で拒否反応があることが 多かったのですが。。。(過剰な言葉遊びとか) 今回は演出もすっきり、能、歌舞伎…

オマージュ・ア・ベジャール

初日、そして今年の世界バレエ最後の演目。2時間と他の演目に比べて短かったが、ジル・ロマンやエリザベット・ロスのベジャール・バレエ団員からイレールとルグリのパリ・オペラ座出身のダンサーに封印して久しい首藤康之のボレロも見られるという豪華さ。今…

思い出しながら、順不同

1)イレールもガラに出演、久しぶりのお姿、短髪なのは、額が広くなった印象を薄くするため?なんて考えながら見てしまったけれども、さすがの雰囲気の持ち主、存在感。いまだに第9の印象が強い。 2)上野水香はまだまだ。大トリとしてガラのドンキだった…