アイーダ@ミラノ・スカラ座_NHKホール
ラメダス役ボータが「清きアイーダ」で最後の高音が全く出ずに、
幽霊のような裏声でごまかされたところで、3000円返せ
って気持ちになったが、バレンボイムの新鮮なヴェルディの
流れのいい音楽に魅了された。
一部の観客にとっては、ブラボー!(ってほどのアリアも
なかったのだけど)とか拍手が入れにくかったかもしれないが、
こういうのが本来の形ではないでしょうか?と、
近頃の、観客におもねることの多い舞台(特に歌舞伎とか)
を見ていたそう思った。
テノールって、高音を全くごまかせないから大変だろうなあ、
とつくづく感じた。これは彼にとってたまたま体調管理の悪さ
なのだろうか?
バレエが面白くなかった。
まあ、オペラの劇中バレエに期待するのもへんだけど、
足を210度くらいあげるのって、とってもキレイじゃなくって
下品だと見ていて何故か腹がたってきてしまった。
何せ、今年見てきた中では、先月の世界バレエがベスト
だったもので、バレエに対しての目は厳しくなりがちかも?
(ガラ>プログラムA>ベジャール>プログラムB>白鳥
の順に素晴らしかったかな?)
ミラノ・スカラ座「アイーダ」 本日のキャスト
ミラノ・スカラ座 2009年日本公演
「アイーダ」全4幕指揮:ダニエル・バレンボイム
演出・舞台装置:フランコ・ゼッフィレッリ
衣裳:マウリツィオ・ミレノッティ
照明:ジャンニ・マントヴァニーニ
振付:ウラジーミル・ワシーリエフ
合唱指揮:ブルーノ・カゾーニ
エジプト王:マルコ・スポッティ
アムネリス:エカテリーナ・グバノヴァ
ラダメス:ヨハン・ボータ
ランフィス:ジョルジョ・ジュゼッピーニ
アモナスロ:ホアン・ポンス
使者:アントネッロ・チェロン
巫女:サエ・キュン・リム
プリンシパル:サブリナ・ブラッツォ アンドレア・ヴォルピンテスタ
ソリスト:ピエラ・ペドレッティ
ミラノ・スカラ座バレエ団東京バレエ学校
◆上演時間◆
【第1幕】 15:00 - 15:50
- 舞台転換-
【第2幕】 15:55 - 16:40
休憩 35分
【第3幕】 17:15 - 17:50
休憩 30分
【第4幕】 18:20 - 18:55
※本日アムネリス役に予定されていたルチアーナ・ディンティーノは来日後喉を痛め、出演が不可能になりました。代わりまして本日はエカテリーナ・グバノヴァが出演いたします。
また本日のエジプト王役は当初発表したチーニに代わりダブル・キャストのマルコ・スポッティが出演いたします。何卒ご了承のほどお願いいたします。<<