十二人の怒れる男@シアターコクーン

大変に面白く感動的だった。シドニー・ルメット監督の半世紀以上前の映画の印象が余りにあったが、舞台ならではの緊張感は映画では真似出来ない。中井喜一のヘンリー・フォンダ演じた主役の陪審員役も適度に普通のオッサンらしく良かったが、意外にも他の演者も上手かった為に比較として中井喜一の台詞が聞きにくい箇所がいくつかあった。正面真ん中か右側がベストでしょう。私はレフト寄りで中井の台詞が真横で聞く事が多かったからか、やはり中井喜一は映画俳優だからか?額田やえ子の訳はいつもながら素晴らしい。


新春早々に俳優座でも別バージョンの上演があるので楽しみだ。