東京芸術劇場講演会

連続セミナー 演劇から見る世界
http://www.geigeki.jp/saiji/026/index.html

今日はイスラエルの演劇。

たっぷり2時間、映像主体で大変に面白かった。

確かに、ユダヤ教徒という共通点のもと、世界各国のそれぞれの地域の伝統文化も一緒に
集まった人々の文化は豊かだろう。偶像崇拝を認めていないユダヤ教徒は、舞台演劇を
ずっと否定してきたという理由から、ヘブライ語での舞台の歴史はまだ90年だとのこと。

それも、始まりはロシアで、スタニスフラスキーの弟子から始まったというのも面白かった。

かなり沢山の映像を見たが、現代イスラエル版のハムレットが面白そうだった。
歌舞伎の花道を真似たような演出、生で見てみたい。
どれもこれも、シンプルながら照明が面白かった。

次回は私も楽しみにしている、ルパージュの「ブルー・ドラゴン」までの道のりを
モントリオールから来た教授が講義する予定で、数日前にこのことを知った私は
満員なのにだめもとで電話して、当日キャンセル待ちで乗り込もうと思っていたが、
今日出席したので、特別に聴講を認められた。

台風の中、不安ながらも参加した価値が十二分にあった。
帰り道は雨もやんで、帰宅してから散歩も出来たし。

先週、映像がなくて全然わからなかった、ドミニク・ペローの建築の講義とは
雲泥の差で楽しめた。

第2回 「今、イスラエルの演劇は」


講 師 : ヴァルダ・フィッシュ
(ドラマトゥルク/イスラエル インターナショナル・エクスポージャー フェスティバル・ディレクター)
日 時 : 10月30日(土) 19時〜21時
会 場 : 東京芸術劇場 中会議室
料 金 : 500円
国民700万人のうち、延べ400万人以上が劇場に足を運ぶというイスラエルインバル・ピントやバットシェバ舞踊団など、世界中で注目を浴びるダンスは、日本でも知られるところ。演劇ではまだなじみの薄いイスラエルですが、複雑な政治状況を背景に、刺激的な作品が生み出されています。イスラエルの代表的演劇人であるフィッシュ氏が語る入門編。<<