オーマイゴッドウィルス@東京芸術劇場中劇場

三宅裕二率いるSET48回公演

http://www.set1979.com/perform/detail/01.php

「去年30周年でひと区切りついて、今年からまた新たな一歩を踏み出すんですね。」雑誌などの取材でインタビュアーがよく口にする言葉だ。しかし、新たな一歩を踏み出すという感覚は私にも劇団員にもないだろう。「去年よりもっと面白い作品を創ってお客さんを感動させたい。」という思いだけで芝居を作り続け、気が付いたら30年経っていたからだ。
 さて、今回の作品は、我が子を必死で「いい子」に育てようとしている今の親たちに、草食系のいい人が持て囃されているこの時代に一石を投ずる作品だ。テーマは「強い人間を作るための悪」。悪事を勧めようというのではない。人間の心の中にある悪のパワーを使ってもっと強い人間を作ろうと言っているのだ。しかし、心の中に潜む「善」と「悪」を追求すればする程、話は宇宙から神の領域まで広がってしまう。果たしてどんな舞台になるのだろうか。楽しみだ。
三宅裕司
【主催】ニッポン放送/劇団スーパー・エキセントリック・シアター

疲れたときに、何にも考えずに見て楽しむ、いつものSETらしい公演。

今日は小倉久寛を見て、その見かけによらない身体能力にびっくり。
小倉久寛を見ていて、正直、1Q84の牛河を想像するのは、私だけではないと思うが。

池袋の劇術劇場まで足を伸ばしたので、ついでに、来月のルパージュ公演、
ブルードラゴンも買う。ものすごくいい席がとれて、売れてないんだな〜と実感。

ルパージュも、ロンドンではいつも満員、東京でもグローブ座、シアターコクーン、芸術劇場小劇場、世田谷パブリクシアターときて、今度は芸術劇場の中劇場、徐々に売れなくなっているのか、10何以上たつと、前のファンも足を運ばなくなるのか。

正直、SETも15年前はあんなに入手困難な公演だったのに、今は見たければ見られる。どの芝居もこんなものでしょうか?