花形演芸会&歌舞伎研修所卒業生@国立劇場演芸場&伝統館

国立演芸場の花形演芸会は、受賞発表の会しか見たことがなかったが、
これは定席や名人会以上に真剣味があって、本当に楽しめた。
これで定価で1800円はお値打ちだ。

しいていえば、演歌嫌いな私は実は浪曲も駄目。こちらだけはめをずつぶって耐えた。

http://www.ntj.jac.go.jp/engei/index.html(詳細は下記にて)

その後、丁度時間が良かったので、歌舞伎研修生卒業生のお話をききに。

http://www.ntj.jac.go.jp/engei/index.html にある、歌舞伎俳優要請40年の歩みにあわあせた
毎月一回、1月まで続くトークサロン。

今日は、鴈乃助、新十郎、梅之、新次 の4人の話。

主役クラスの役者の話は、テレビでも雑誌でも、或いは各所での芸談で見聞きするが、
研修生出身者の話は、一部の役者を除いてなかなか聴きにくい。
これは好企画。

特に、又五郎丈の元気な頃の姿を見て涙した鴈乃助丈に思わず貰い啼き。
サービス満点で、あの、狭い場所で新次丈はトンボを切ってみせてくれるなど。
はたまた猿四郎丈が飛び入りするなど、なかなかでした。
あまり宣伝していなくって、私自身も国立劇場の冊子でたまたま知って行ったのだったが、
ラッキーさった。

ちなみに、来月は19日日曜日に芝喜松、錦弥、竜之助、錦二郎の予定。
1月は22日土曜日で出演者は未定。

公演名 第379回 花形演芸会
公演期間 2010年11月23日(火)
開演時間 開場予定 午後0時30分
開演   午後1時
終演予定 午後4時頃
みどころ 珍しい噺から新作まで幅広く取組む上方のしん吉、浪曲界のファンのすそ野を広げようと奮闘中の菊地まどかの二組が初出演。21年度花形演芸会銀賞受賞者で、言葉を使わない道化のパフォーマンスを演じるふくろこうじ。今春真打昇進をした小三治最後の直弟子、骨太な古典を演じる三之助。今のお笑いの流行とは一線を画し、寄席を中心に活動を続けるロケット団。トリは、どこか投げやりな雰囲気から繰り出されるギャグと、パンチの効いた高座が魅力の一之輔。ゲストは、演目の幅も広く、芝居噺などで絶妙なうま味を発揮する一朝を迎えてお楽しみいただきます。
演目・主な出演者 第379回 花形演芸会
《落語》「初天神」桂 しん吉
浪曲》「嫁ぐ日」菊地 まどか   曲師:沢村豊子
《クラウン》ふくろこうじ
《落語》「試し酒」柳家 三之助
―仲入り―
《落語》―ゲスト―春風亭 一朝
《漫才》ロケット団
《落語》「五人廻し」春風亭 一之輔