王女イオランタ&酒神ディオニュトス

明後日当日券が買えれば見るかもしれないトリスタンとイゾルデは除き、今年最後の観劇はどちらも武蔵野文化事業団絡みにて。

昨日見た楽しいオペラ、王女イオランタは、いかにも演劇大国ロシアらしいこじんまりとしながらも、ほんわかと楽しませてくれた。お話は単純明快で、信仰宗教に使われそうなストーリーだが、長さも丁度いい。


近所のケーキ屋が喫茶営業していなかった為、久しぶりに武蔵野文化会館の喫茶に入ったが、正直一昔前の方が軽食が充実していて良かった。


今日は吉祥寺シアター鈴木忠志の酒神ディオニュトス。改めて感じた、現代演劇への鈴木忠志の影響力。


既に10年以上前になるが、新国立劇場大劇場で見たギリシャから招聘したメディア、今でも日本の伝統芸能の型のような静的で力強い動きが印象的だが、あれは鈴木忠志演出の影響を受けたギリシャ演劇ではなかったか?

先週リア王を見て30年以上前に精神病院を下敷きに作ったと知り、東京リングのワリキューレが、実は鈴木忠志リア王の真似っこだと気付いた。


お話変わって今日は最前列で見たが、埃といい唾といい、舞台って汚い。