明治時代の女性

 これはちらりとだけ書くにとどめますが。id:yukari57:20050116に恥ずかしながら触れてしまいましたが、短歌教室に参加した際に、講師で歌人の佐伯裕子さんがおっしゃっていたのは「明治以前の女性は3世に家なしの封建制の世の中。そんな中から明治時代に女性が自立するには、恋愛をテーマに短歌を書くという選択しかなかった」というのです。勿論、短歌だけに限らないとは思いますが、男性と同等に伍すには、自身の恋愛をそのような形で表すことが必然だったとのこと。
 昔のことを想像するのは楽しいけれども、私のこの血を作っているご先祖様がどのような苦労をしてきたのか、とたまに思いをはせます(あれ、三輪明宏の影響かしらん?)。私が着れない着物を着て、できない正座をして、人生40年から50年の世の中で冷たい水で洗濯もしたのでしょう。そういうものだと思って。自分の身体の中に流れる血に問えば、何かが見えてくるような気が、たまにすることもありますが、いつも何も見えないのは当たり前。
 本当はもう少し硬いことを書くつもりが、まだまとまりません。いずれ。