10年前の私

1995-96年にためたちらしやらの開かずのたまて箱を開けたら・・・凄い人の足跡が。アバド/ベルリン・フィルマーラー二番とか、キーロフ・オペラとか、世界バレエ・フェスティバル、ハンブルグ・オペラのルネ・コロ主演のタンホイザーとか(実は2年後の1998年にもベルリン・オペラでルネ・コロ主演で見ている)、松竹座とか、清元志津太夫の100歳記念のコラムが入った筋書きとか、加賀山直三の『歌舞伎の型』とか、スゲー人〜って思った、そのコレクターは自分であった。玉三郎の舞踊公演のパンフも出てきた。多分、純粋に舞台を見て一番楽しくて楽しくて仕方が無かった頃がこの10年前。ロイヤル・オペラの資料も沢山出てきた。新聞の劇評もちゃんと切り抜いていた。15代目仁左衛門のインタビュー掲載雑誌とか、こんぴら歌舞伎のお土産資料、うどん大学の卒業証書とか、三越歌舞伎の若き日の三之助の舞台のちらしとか。

大して、というか、ほとんどその形跡が今の私の中に残っていないんだから、もう!