赤い鞄モォトゥオ探検隊@ポレポレ東中野

先週見た大野一雄ひとりごとのように,のトラブルで貰った招待券で見られるのが今日だけなので頑張って再び東中野へ.チベット秘境のドキュメンタリータッチのフィクション.自然の姿を素朴に描き,旅の一行の面々からドラマを作るのは駅馬車に始まる古典的手法.わざとらしいお涙頂戴も確かにあるのだが,その余りに朴訥とした映画の言語が嫌みを忘れさせてくれる.不思議な映画だ.主人公ともいうべき主要人物が話の中でしか登場しないのも面白い.

追伸:はっきりいって、映画の出来は雑です。明らかに笑っている赤ん坊使って、息していないっていってもあれ?って思ったり、死んでいく少年の意味がわからないし(ネタバレになるから詳細は書けないけど)。そこらあたりも素朴なよさにつながる嫌味のなさが一番の魅力かも。