不安だ〜

こんな記事見ると、うちの子たちが食べている、某ホームセンター
で販売している300グラム700円のハードのササミジャーキー、
国内産ってあるけど、物凄く不安に。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20071023-00000962-san-soci

「安すぎる」うわさ絶えず 偽比内地鶏
10月23日22時26分配信 産経新聞

 「安すぎるんじゃないか。本当に比内地鶏なのか」−。秋田県大館市の食肉加工製造会社「比内(ひない)鶏(どり)」(藤原誠一社長)による比内地鶏の偽装は20年以上、暴かれることはなかった。地元では長年、同社に対する偽装のうわさが絶えなかったにもかかわらず…。同社の巧みな偽装工作と、業界のブランド管理の甘さ。県もようやく認証制度などの検討を開始した。
 ■なぜ20年も?
 22日、所在不明の社長に代わって会見した桜井久美営業課長は、主力商品「比内地鶏くんせい」の偽装が昭和60年ごろには始まっていたことを明かした。コスト削減のため、仕入れ値が1羽約2000円の比内地鶏に代わり、20〜30円の「廃鶏」と呼ぶ、卵を産まなくなった親鳥を使った。
 桜井課長自身、廃鶏を使った新商品づくりに手を染めた。比内地鶏と銘打っただんご、つみれ、おでん、うどんセット…。同業他社は「加工品なら、味はほとんど変わらなかった」という。そうした商品の値段は、本物の比内地鶏を使うものよりも1割程度安いだけ。桜井課長も「しゃぶしゃぶやくし焼き、みそ漬けも試してみたが、味がダメだった」と、加工製品に限って商品化していたことを認めている。
 ■生産増の陰で
 県は平成22年までに名古屋コーチンに並ぶ100万羽以上の出荷目標を掲げ、生産者団体と普及に取り組んできた。
 地鶏の出荷数はこの10年で3倍以上に伸び、昨年度の比内地鶏の生産数は約72万6000羽。一方、「比内鶏」社が昨年仕入れたとされる廃鶏は約7万8000羽。正規の比内地鶏の生産が増えていたとはいえ、それに加えて、その1割以上の偽装品が出回っていたことになる。
 県は「業者との信頼関係が重要。疑惑の目で監視はしていない」と、指導監督に落ち度はなかったと強調する。
 ■ブランド管理
 比内地鶏には生産から流通までを追跡できるトレーサビリティーシステムが十分ではない。JA単位でシールを張るなどしているにすぎない。
 「他に偽装業者があるとは思えない」。県幹部は今回の問題の特殊性を強調するが、ある加工業者は「鶏の生産量に比べて市場の流通量が多過ぎる」と疑問を呈した。JAあきた北央の比内地鶏担当者は「1社の不正で全体のイメージがダウンしたが、偽装を防ぐ制度がなかったことも問題。行政と民間で本物を証明する対策を考えなければ」と話す。
 寺田典城県知事は「原因究明など1カ月以内にけりをつけたい」とし、県は認証制度導入に向けた検討を開始。県幹部は「業者性善説の立場だったが、消費者の信頼回復を最優先する」としているが、道のりは容易ではない。