ゲルギエフ、カール・ルイス

昨晩録画したBS1の未来への提言とスポーツ大陸を出掛ける前に見る。これがどちらも面白い。

まずゲルギエフ。今から考えると91年にコベントガーデンで見たキーロフのガラ公演は過去観客として参加した生舞台でも片手に入る迫力の素晴らしさであったが、勿論ゲルギエフの指揮。あの凄まじいエネルギーはどこから湧き出るのかと思ったら、人は危険があるからこそ学ぶ、音楽は人を平和にするという言葉。彼の故郷に近いチェチェン紛争絡み多くの犠牲者を出した学校占拠事件への抗議と哀悼の意味から各地で行った追悼公演。日本ではウィーンフィル公演での悲愴がそれであったが、私は運良く二回拝聴出来た。あれも凄まじい迫力の集中力。あのエネルギーでは誰も間違って拍手をミスって早くなんて不可能。それにしてもあれだけ活力があって、ある時にガックリ、なんて事は彼にはないでしょうね。

次にカール・ルイス。30分の番組故に彼とテレツコーチとの運命的な出会いと新しい走法に絞った内容。これも見たあとで削除出来ず。20世紀最高のアスリートがカール・ルイスなら、日本では誰だろうか?世紀を跨ぐのは朝原ですが、、世紀前半にはザトペックなんて化け物も存在もあったが。水泳のマーク・スピッツやエンダー、体操のチャスラフスカやコマネチ、加藤沢男や監物も金メダル獲得数なら負けていないはずですが。