演舞場歌舞伎昼夜通し

毎度の缶詰めながら終演が8時20分と少し楽な今月。


イマイチ盛り上がらない中味で、にわかサッカーファンなが昨晩も中継を見ていて睡眠が足りずに、絶品の三津五郎の縮屋新助吉右衛門の久吉にもうつらうつら。


昼は富十郎の文屋の味わいに酔う。流石に足元は力強さは無かったが、9月のうかれ坊主も楽しみだ。


夜の部、暫は團十郎にはもう体力的に厳しそう。ども又は吉右衛門独特の演出もあり、芝雀のおとくも安心して見れた。私の中での最高のども又は、仁左衛門襲名興行の富十郎藤十郎の舞台。種太郎の成長も嬉しいし、吉之丞の北の方もセリフはしっかりだが、いつまでこの人の舞台姿が見られるのだろうかと考えながら見てしまった。昼の八幡祭の歌江も同様。


思えば芦燕や田之助も暫く見ていない。心配だ。


最後は三津五郎の馬盗人。明るい気分で閉められて嬉しい。