新橋演舞場昼夜通し

今月も遅い日程で鑑賞。やはり一番心に残ったのは、夜の男女道成寺

19歳で菊之助を襲名して16年、ここまで成長してくれたのかという感動と、三津五郎に続く躍り手に成長した松緑を見るよろと。

菊之助は太十の初菊も良かった。十次郎を振り返る表情を見て、戦前のひいお祖父さんに当たる六代目の菊畑を思い出した。


権三と助十は、やはり17年位前、歌舞伎座に毎月通い始めた頃の納涼歌舞伎で見た、富十郎の大家が忘れられない。私が見た日は最後に、大岡様、という所を、大家さん、と自分の役柄を言ってしまっていたっけ。


昼の封印切の藤原十郎が見物だときいてはいたものの、全般に昼はうつらうつらしてしまった。

今日は初めて二階左側の席で見たが、花道は見えないものの、舞台が近くて非常に良かった。


2週間後に再び昼夜通しで見る予定。