コクーン歌舞伎、METドン・カルロ

コクーン歌舞伎の盟三五大切が大変面白かった。大き歌舞伎とは全く異なる空間と物語作りで、源五兵衛という男の悲しみが最後の場面で、正に走馬灯を目の当たりに具現化した舞台が素晴らしかった。

あれだけ早く回る舞台の上の役者さんはさぞかし大変だろうけど。


昨晩のドン・カルロ。今回は全員に新国なみのパンフレットを無料配布のサービス。何といってもオケが作り上げる音楽が小気味よく、大歌舞伎ならぬ大オペラというか、まさにグランドオペラの王道を具現化。

原発で直前な相次いだキャンセルやキャスト変更で仕方ないとは思うが、見た目余りに貧相なタイトルロールだったゆえ、天井桟敷で見たのは正解かな?と感じたほど。カウフマンで見たかった。


舞台そのものも、目に映る部分は面白くもなく、耳から入る音楽第一で楽しんだ。明日ルチア、来週は国立歌舞伎とぼえームをダブルで鑑賞予定。メトは必ず一度はダブルヘッダーが入るが、そういう日のオケはどうなんだろうか?