歌舞伎のチカラ

ジーク太郎蛾入院以来、何をしても身体の芯の疲れが抜けない中、やっと来週に退院が決まり、それまでなら夜遊び可能と、先週は新国立劇場で、さまよえるオランダ人とこうもりを連チャンで見て、つくづく、賛否はあろうとも、国立劇場の正月歌舞伎公演のコスパの良さを思った。

歌で感銘したのは、オランダ人のゼンダとこうもりの召し使いがまぁ、という感じで、あれなら若い、萬太郎や鉄板の亀三郎の口跡の方がどんなに耳に心地良いか?

舞台もきれいだったし、馬琴の八犬伝云々はさておき、あの価格であれだけ楽しめて、美味しい喫茶店でゆったりして美味しいパン屋でバケットとクロワッサンを買ってきて帰る幸せ。オペラを見るより遥かに安いではないか?