4ヶ月振りに拝見、海老蔵はいかに?

 見る前から居眠りしそうな予感が一杯なのです。予感は当たった!正直、「鳥辺山心中」以外はたるかったです。私の回りもぞくぞくでした。昼の部のお隣さんなど、遅れてくるなりガサガサさせているから飴でも舐めるのかと思ったら、何と裁縫セットを出して上着のボタン付けをはじめました。終わったら何やら食べ始め、その後はぐっすり、寝息をスースーズーズーたてていました。舞台が面白かったらつついたかもしれませんが、まあ、いいや、と。
 大体皆さんが見終わった時期に今更感想ですが、期待の「毛谷村」海老蔵菊之助初役の六助とお園、新鮮でわかりやすかったのは確かです。ただねえ、海老君、ただでさえ週刊誌に「合体が大きくて柄が悪い」と書かれるくらい大柄なんだから、あんなに肉を着なくっても、一応年齢相応の役だし、相撲取りではないのだから。10代の頃はあんなにかつ舌が悪かったのに、と、一種感動の時間。
 やはりお目当て「鳥辺山」、私は御園座での二人の新鮮な舞台が印象的だけれども、今回はその上に自信がありありと。すっかり二人ともなりきっていて、これからも何回もこのペアで見られるだろう、と楽しみに。頑張ってこの二人よりも長生きして、海老菊の最後の舞台を見たいな、なんて不埒なことを考えてしまったのでした。
 かつらぎさん、ご連絡有難う。そういえば、御園座もかつらぎさんから是非、是非、といわれて日帰りで行ったことを思い出しました。ブログのお陰で12月には子午線でお目にかかれたし、今日もお目にかかれたし、今年はしばしばおしゃべりする機会がありそう。やっぱブログ初めてよかったわ。来月にはここで初めてお知り合いになった方と国立小劇場でご挨拶できそうだし(ちょっと恥づかしいけど)。。。楽しみです。
 雀右衛門さんのサイン会はあきらめました。鳥辺山のあとの30分の休憩で、せめて本だけでも、と福家書店に向かいかけたのですけど昭和通りを渡るだけでも面倒になって、代わりにホカホカ弁当で夕食買って帰りました。