正座が出来ない
正座が拷問だ。私自身が末っ子で両親も遅い子供なので、両祖母は早く亡くなっていて余り記憶にない。よって、最後の記憶に残る葬式は中学に入りたての頃に父方の祖母がなくなった時。正座が辛かったことが一番しっかり記憶に。
その後正座をしなければならないこともほとんどなく時間が過ぎ、社会人になりたてのときに会社の茶道部に入ろうとしたものの、正座が辛く2回くらいで挫折。その後、ヨガでも正座が出来ないとしり、ここ数年はヨガと、一昨年から再び始めた茶道*1と、なんだかんだと週に何回か正座をしいられている。やっと最大2分が3分に、5分に、最近はギリギリ頑張って10分位まで出来るようになった。それでも辛い。*2
三味線は、椅子で習うのでどうにかなるが、1回だけ出たおさらい会は正座だった。どうなるかと思ったら、正座どころかあがってしまってそれどころではなかった。
そして、ある方から謡をやらないか、と嬉しいお誘いがあるものの、正座が・・・今まで一番辛い正座は、歌舞伎座で見たちらしを見て、「義太夫体験教室」にて義太夫と義太夫三味線とをそれぞれ2時間ずつ習ったとき。とくに三味線の辛かったこと。いくら座布団をひいても、板の間の上で正座はそれこそ死ぬ思い。それに太棹の太いこと、バチを握る右の指が切れるかと思った。とにかく体中が痛い。それ以来、能舞台で板の間に座る皆様を見るたびに、義太夫三味線をひく皆様を見るたびに、それだけで凄いと尊敬している。