ラジオ深夜便

 たまにNHKラジオの深夜便をかけながら寝ることがあります。先週もそんな日がありました。大体、夜中に一回くらい目が覚めて、深夜便を一時間くらい聞いてまた寝るのですが、その日は丁度「芸術家特集」をやっているときに目覚めました。ビリー・ホリディが終わってから目覚めて、エディット・ピアフが小学生なみの149センチ37キロという小柄な身体で、大道芸人の下に生まれ、栄養失調で目が見えなくなったことさえある悲惨な幼年時代からあそこまでになり、40代で死んだこと、次にはロートレックが伯爵の家に生まれながら階段から落ちた事故のお陰で足だけが成長しなくなり、143センチで身長が止まったこと、彼をモチーフにした映画「ムーランルージュ(邦題は赤い風車)」でロートレックを見事に演じた性格俳優ホセ・ファーラー*1は身長が180センチもあったので、膝を折って歩いたシーンを撮ったこと、ロートレックは37歳で酔っ払って階段から落ちたのをきっかけに死んだことなどを聴きながらうつらうつらしていたときは本当に幸せ気分でした。「ムーラン・ルージュ」、見たいなあ。ジョン・ヒューストン監督だから余計に見たい。

*1:この人はジョージ・クルーニーの伯父だとか、今検索していてみつけてぴっくり