国立能楽堂、蝋燭能

◎蝋燭の灯りによる
仕舞   求塚 (もとめづか) 近藤乾之助(宝生流
能   山姥 白頭(やまんば) 金剛永謹(金剛流
http://www.ntj.jac.go.jp/cgi-bin/search.cgi?type=search&code=05023013

 楽しみにしていた蝋燭能、幽玄で不思議な空間をこの日この場にいらした方と共有できた、不思議な感覚一杯です。15分前に入場した直後に紋付袴の若いお兄さんたちが入ってきて、30本の蝋燭に点火。3人が正面と脇最前列端っこに座って公演中も何度かチェック。照明は最低限使用していました。
 金剛の舞いは、普段見ている観世や喜多よりも朴訥な感じ。まあ、この山姥の舞は、独特のものだとも思いますが。ちなみに、歌舞伎や文楽(今やってます)の山姥とは異なっています。今月9日に既に筋書き買っていたのに昨晩見つからず、今見つかったり、ちょっと私の回りは今わさわさしすぎ。来月には頑張って落ち着きましょう。
 すんまへん、ご想像のとおり、暗さと謡とで居眠り大分致しまして・・・中正面ながら観世能楽堂なら正面というお徳な席にいましたが、後ろの方が大学院で「山姥」を勉強したばかりという会話をきき、こっくりしたら申し訳ないな、と思ったのでですが。アイの語りのところでやっと覚めました。
 仕舞は、まるで私にとっては紙芝居みたいに、つながらないで見えました、つまり瞬間居眠りの連続でした。
 終わって沢山の方々が売店に殺到しているので、金剛って何か特別なもの売るのかな、と思ったら傘でした。冷たい雨がしばらくして雪に変わった2月24日でした。
 追伸:友人が見て面白かったという道成寺を舞った能役者が謡担当だったのだが、今日はとにかく暗くって顔なんて見えなかった。