ラジオ深夜便

 以前にもネタにした(id:yukari57:20050224#p02)、ラジオ深夜便、4月13日から14日にかけて、またもやNHK第一ラジオ放送をつけっ放しで寝たため、夜中の1時から3時位まで、うつらうつらと聞こえた記憶から。
 この日から、12年間テレビの(私が嫌いな演歌が多いので滅多に見ないのでタイトルを度忘れ)「のど自慢」の司会を担当していた宮川ヒロシアナウンサーが4月に還暦となるにあたり、定年を迎えたので、ラジオ深夜便の隔週だか毎週だかの水曜日担当になったそうです。
 で、それがたまたま、最初の担当だったこの4月14日が60回目のお誕生日とかで、色々と「のど自慢」12年間でであった方からの励ましやら、12年間の間で当然ながら悩んでしまった時期に心の支えになった手紙などが全国各地はおろか、海外にまでロケにいった「のど自慢」に一緒に持っていった旅行かばんに入っているのだそうです。
 その中からいくつかいい話、というか感激するお話が。
 一つは、(うつらうつらしていたので明確ではないのですけど、『子供が病院の院内感染から知能に障害が残り、5分以上テレビも見ていることが出来ないほどに集中力がない、時計が読めない、月日や時間の感覚がない、などの障害があるのだそうです。そんな彼女が、唯一、日曜日の午後の「のど自慢」だけは楽しみにしていて、時間になるとテレビの前に座って45分間、集中して楽しんでみています。ありがとうございます』とう内容。ミヤカワアナウンサーにどれだけ励ましになったことでしょうか?
 他には、既に85歳で癌で他界された方が47回も「のど自慢」に挑戦されていて、最期は土中退場という形だったけれども、その47回の記録もミヤカワアナウンサーのかばんの中にあるとのこと。
 などでした。
 この日は非常に疲れていたため、大嫌いな演歌が度々流れてきたのにもかかわらず、スイッチを切りたくてても手が動かなかったために耳に入ってきた感動的なお話いくつかでした。それにしても、私の耳と記憶が正しいとしたら、院内感染でそんな障害が残ってしまったナントカちゃんの話、生まれつきのどうしようもない理由とか、天災ならば多少は諦めきれるかもしれないところはあるかもしれないですけれども、なんといっていいやらわからない気持ちです。そういうのが世の中だっていえばそれまでなんですけれどもね。