今月の楽しみ

 ようやく来日オペラが今月、来月と見られます。今月はフェニーチェの「アッティラ」と「真珠取り」そしてサントリーホールオペラの「ボエーム」を鑑賞予定。
 アッティラは、たった一度だけ、ロンドンのパーラメントヒルズのオープン会場にて聴いたことがあります。馬鹿な女3人組が、最後の山場で、ワオーと騒いで目茶目茶にしたのでした。珍しい演目がフェニーチェで2つ見られるのは楽しみです(大体つまらないのが多いけど、たまにしか演じないってのは理由があるようで)。
 もう一つ、ボエームは、12年前を思い出すので、やはり買ってしまいました。去年のトスカは、石井幹子さんの照明・衣装が素晴らしかった。何となく毎年行ってしまうホールオペラです。クラッシックでは、まだあと一回、ハーンが聞ける。
 ここで、一昨日に続いて、私のオキニのバイオリニストを適当に揚げますと、ギドン・クレメル、ナイジェル・ケネディ、チョン・キョンファサラ・チャン五嶋みどり、そしてヒラリー・ハーンってところでしょうか?去年聞いた、ハチャトリアンも新鮮だったし、マキシム・ヴェンゲーロフもいいし。ヴィクトリア・ムローヴァの深い音楽性とアンネ・ゾフィー・ムターの存在感もいいですが、ムターは怖すぎ*1。確か、前回ハーンのコンチェルトでの来日がキャンセルになった時は、ワディム・レーピンあたりが代役でしたっけ?記憶間違いかもしれないけれども、代役とは思えない素晴らしい技術でした。

*1:多分最後の来日公演だったと思いますが、新日本フィルとの共演、相当オケが気に食わなかったらしくって始終睨んでいた怖い顔が忘れられない。個人的には彼女の音作りは好みじゃないけど、情感たっぷりですけどね。