上野国立科学博物館、「ミュゼバサラ」と「すいれん」

 先般のお約束通り(?)、友人には2時までお昼を待たしてしまったが、半蔵門から三越前経由で上野へ。「恐竜2005」の企画展の列を尻目に、いざ、ミュセパサラに一直線。2時だから大丈夫、と思っていたのに、こちらも長蛇の列。名前を14:03、2名と残し、20分待ちのようなので、ゆったりとメニューを見る。すると、何と、お目当ての「恐竜の卵、限定150食が本日はなくなった」との張り紙が出てきた。何と!ま、それでも、ここを諦めたら他に館内に昔ながらの食堂しかないし、と待つことにした。
 ようやくテーブルに案内され、待っている間にメニューを見て既に決めていた「ミラノかつ」を頼む。本当は自家製パンも100円足して頼みたかったが、パンも売り切れとのこと。また出直すしかない。朝から飲まず食わずでお腹がすいていたが、出てくるまでにも少々時間がかかったが、ソースもなにもかかっていなかったため、ソースを頼んだら、これがいけた。ドミグラスソースで、そのままご飯にかけてもはやしライスになるのではないかというお味。付け合せのポテトチップスにも良くあった(英語のチップスで、日本語ではポテトフライ、ですね)。それで少しご機嫌がよくなる。これから上野の国立科学博物館のミュゼバサラでカツを食べる方、是非祖ソースも頼んだ方がいいですよ。
 その後、新たに変えた新館常設展の目玉、動物の剥製などを見る。これが凄い。思った以上の迫力。なんか、みたことがないような鹿やら熊やら、わっさわさ。
 地下の原始人の面白かった。既に名前は忘れたが、何万年か前にフランスで発掘されたという、ラ・フォルジェーとかなんとかいう合体のいい原始人が余りにジェラール・ド・パルデューに似ていたので一人で受けてしまった。
 一時間も常設展を見ていて疲れたので、今度は、西洋美術館の新しいカフェ、「すいれん」へ。ここは入場料を払わなくってもいけるからいい。但し、私たちが入ったのが4時半、5時までだったが、実際は5時10分くらいまでいさせてくれた。ケーキセットはまあまあ程度だったけど、ここの雰囲気、中庭の景色が素晴らしかった。
 やはり上野は面白い。今日の科学博物館、世界的に見ても素晴らしい内容。但し、説明があまりになくって、どれがどの動物かどうかが全くわからず。それでもこれで大人500円は安い。大英博物館の「リンデンマン」や「ミイラ」も思い出してしまった。アルバートホール近くにあった無気味な自然博物館にも、いろいろ面白い展示があったっけ。こういうところにいくと、思い出すものだ。頭の中のファイルって面白いなあ、と自分の頭ながらつくづく思う。