LAST SHOW!

　パルコ劇場にて拝見。面白かった。ようやく長塚圭史作品を見たって思い（2月に悪魔の鞠唄で騙された気分になっていた）。

http://www.parco-play.com/web/page/information/lastshow/
LAST SHOW　-ラストショウ-公演日程 2005/7/1（金）-7/24（日）
作・演出 長塚圭史
出演 風間杜夫、永作博美、北村有起哉、中山祐一朗、市川しんぺー、古田新太
長塚圭史、３０歳にして　ラスト・ショウ！？本当です。
　昨年、衝撃と感動をもたらしたパルコ劇場公演『ピローマン』演出と自身の劇団“阿佐ヶ谷スパイダース”公演『はたらくおとこ』の作・演出で、『第4回朝日舞台芸術賞』『第55回芸術選奨文部科学大臣新人賞』に輝いた長塚圭史。2002年『マイ・ロックンロール・スター』以来の、 長塚圭史パルコ劇場への書き下ろし。豪華出演者を迎え、30歳にして放つ新作舞台。全く新しい“21世紀の家族劇”この夏上演決定！！！ 会場 PARCO劇場

いやあ、これも「泥の河」に続く、息もつかせぬ120分。役者も良かったです。席も通路真後ろの真ん中と良かったけど、まん前の方の頭がちょいと邪魔でした。やっと噂の長塚圭史の個性がわかった気がしました。舞台装置とか演出が新しい、というのではなくって、これは脚本の力ですね、見ものは。時代や観客の感性への鋭い嗅覚がこの人ならではのものでしょう。視点が一方通行でなく、かならず逆や斜めからのポイントが常に入っている。

風間杜夫って、私、下手糞な役者だと思っていました、前に彼の一人芝居、「カラオケマン」を見て（何か、この芝居は賞を受賞していますが。）でも、今日は味がありました。声も色々なの出して頑張っていましたね。永作博美って、余りテレビドラマ見ない私ですが、何年か前に「週末婚」の主役やった人ですね？テレビよりもキレイな方でした。北村有起哉、いい味出していました。何か、歌手でタレントの何とかさん（横文字の、名前度忘れだから後で思い出したら書きます。思い出した！ユースケ・サンタマリア）を背を高くしたみたいな感じ。古田新太は、プロレスラーの長州力みたい。長州力は、元相撲取りで現親方、大鵬の娘婿の貴闘力みたい。

阿佐ヶ谷スパイダース関連の小屋は観客が若い。ジョニ・ミッチェルがかつて着ていたみたいな（レコードジャケットなどを見ると）７０年前後の格好がまたはやっているのでしょうか？若いお嬢さんがなつかしいブラウスを着ている姿を多々発見。