アンドレア・シェニエ

兎に角舞台演出が面白かった。これぞ21世紀オペラ、という感じ。急遽代役のレイフェルクスも「マクベス」の好演が印象的なアルヴァレスの穴を良く埋めていたが、全体的には舞台以外はあれ?という感じ。祭日なのに2階正面席、あんなにガラガラでいいの、ってところでした。

http://www.nntt.jac.go.jp/season/s278/s278.html
作曲 : ウンベルト・ジョルダーノ
原作 : ジュール・バルビエ/ポール・ディモフ
台本 : ルイージ・イッリカ
指揮 : ミゲル・ゴメス=マルティネス
演出・美術・照明 : フィリップ・アルロー
衣裳 : アンドレア・ウーマン
振 付 : 上田 遙
舞台監督 : 斉藤 美穂
合唱指揮 : 三澤 洋史
合唱 : 新国立劇場合唱団
管弦楽東京フィルハーモニー交響楽団      
主催 : 文化庁芸術祭執行委員会/新国立劇場
キャスト
アンドレア・シェニエ : カール・タナー
マッダレーナ : ゲオルギーナ・ルカーチ
ジェラール : セルゲイ・レイフェルクス※
ルーシェ : 青戸 知
密 偵 : 大野 光彦
コワニー伯爵夫人 : 出来田 三智子
ベルシ : 坂本 朱
マデロン : 竹本 節子
マテュー : 大久保 眞
フレヴィル : 石崎 秀和
修道院長 : 加茂下 稔
フーキエ・タンヴィル : 小林 由樹
デュマ : 大森 一英
家令/シュミット : 大澤 建
※ジェラール役で出演を予定しておりましたカルロス・アルヴァレスは、健康上の理由により出演できなくなりました。代わってセルゲイ・レイフェルクスが出演いたします。詳しくは新国立劇場ニュースをご覧ください。

さすが光の魔術師の軽い魔術を是非、楽しみにいらしてみたら?安い席のほうがかえって楽しめるかもしれないし。特に時代背景を説明するための、序幕のギロチンの影を使った映像は見ごたえがあった。かといって、嫌味も怖さもなく、今風なところに好感を持った。