大成功の早稲田大学大隈講堂『女と影』鑑賞(28日)

見ました。折角、早く並んだ順番からいい席を配るというのに、仲間のうち一人が遅くなる、というそれだけの理由で、5時半前から並んでいたのに二階の端っこを貰う。それだけ確実に席につく人から前にしたかったようです。

それだけのリキが入った内容でした。舞台美術も、衣装も振りもとても綺麗で、これは近い将来、フランスでの上演も見込んでいるというもの。伝統芸能縁者以外の方は、もしや山海塾の方?すみません、まだパンフも読まないで書いています。*1

一つだけ残念だったのが、いっちゃあなんだが、二人の女というか、一人の女の表と影とに振り回される役が、童顔ではない、面長の色男だったら・・・まあ、『リゴレット』のマントーヴァが色男じゃなくってもいいから仕方ないか?一寸法師が大人になってからの色模様、なんていったら怒られるでしょうか?

音楽も工夫をしていたようで、最初の笛の音色を聴いて思い出したのが「トリスタンとイゾルデ」。国境のない舞台でした。多分、昔はもっとこんな舞台が沢山あったのではないでしょうか?武智歌舞伎とか?全然知りませんが、そんな気がした28日夜でした。充実した一時間の上演時間でしたね。かなり業界からも注目されているという雰囲気アリアリでした。

早速の追記(1):和栗氏の悪魔的な姿(なのでしょうか?一応、『月』ですが)見てて、西洋人が考えそう、「眠りの森の美女」みたいと思う。

追記(2):私のお知り合いで慶ちゃん福助を見たことがある方がいる。その方、慶ちゃん福助だけでなく、15代目羽左衛門も楽屋でみたとか。ちなみに慶ちゃんは、今の福助とは似ているものの感じが随分違ったらしい。

追記(3):パンフ読みたいけど、これからやらないといけないことが優先だ>自分。

追記(4):見る前ににお腹にかきこみました、ミキランチ。一日中ランチが500円で食べられるの、これいかに?

追記(5):どうでもいいのですが、勘十郎のお父さまって誰?

追記(6):最初のボタ、ボタって落ちる赤い花、蜷川みたい。

追記(7):意外や意外、二階の端っこも全体が見渡せて良かった。特に邦楽オケピが見下ろせて、それもなかなか。

追記(8):場内暑かった。思わず最初は半そでに。途中寒くなって長袖着ました。

追記(9):改めて、福助の初(?)演出、ご成功おめでとうございます。評論家がどんな薀蓄を述べるか楽しみですね。福助丈の種々雑多な舞台の観劇歴、舞台が好き!という姿勢が良く出ていた作品でした。

*1:→既に3回位山海塾みているのに、違うこともわからないなんて!でも、舞踏から出た方ですから似ていて当たり前dせすよね?