やはりモーツァルト

多分、私が新国で見るのは初めての、魔笛。マテキという音で、関係無いハーフのパリ・オペラ座ダンサー、ミテキ・クドウ(工藤美笛)を連想する。ハンペの舞台は綺麗。今日の公演は全体にバランスがとれて安心して気持ち良くみれた。一部日本人歌手のおかしなドイツ語訛りが耳に着いたが仕方ないか?一度、オペラ歌手たちへのの演技指導と新劇俳優へのそれとの違いを誰かに聞いてみたい。佐藤美枝子のコロラトゥーラは声量があるので聞きごたえがあった。超絶技巧としてはやや物足りなさが残るがこれも仕方あるまい。それにしてもこの作品、見ていて色々考えさせる重さがある。