歌舞伎座2&3部

2部最初の吉原狐寝ました。そしてその事を後悔しないと思う。いつまでも又あんな演技、と残念な方も。いつになったら心入れてくれるの!と叫びたくなる人も。なんて、いいたい事はいくらでもいえますが。舞踊3つは竹本、清元、常磐津と満喫。清元で故・志津太夫ソックリの声は直系の孫に違いない。孝太郎、綺麗になった。もとがそれなりでも年とっても綺麗になるというのは女性にとっては張りになるかも。染五郎に味わい求めるのが無理でしょうが、舞踊よりも美声の清元に気がいった。小吉君、初舞台が犬とは少し可哀想。ムクイヌでピーターの新人賞受賞曲、夜と朝の間に、の歌詞、鎖に繋がれたムクイヌよ〜、を何故か思い出す。踊り手が段々上手くなっていったので楽しかった。三津五郎、もう50なんだな、と思う。日本舞踊の踊り手は老若男女だけど西洋バレエはプリセツカヤみたいな人を除き、世界バレエフェスティバルでもせいぜい20歳からギエム、フェリ、ルグリあたりの40歳位迄。深さが違う。三津五郎の中年腹を見て余計にそう思う。 八犬伝は未だにスーパー歌舞伎で13年位前に見た印象が強い。3時間でよくまと
め上げ、扇雀の悪役なんて見られたけど、話についていけなかった。