アリーナ・コジョカル主演シンデレラ@新国立大劇場

4階Z席にて鑑賞.相変わらず8時間の睡眠時間をものともせぬ睡魔に1幕後半襲われるが,演者,舞台美術,音楽,衣装と大変バランスの取れたライモンダ以来の新国立劇場屈指といってもいいだろう.コジョカルは今夏の世界バレエ・フェスティバルでそのしなやかで上品な表現力に一目惚れ.今日もその期待は裏切らなかった.ただ,彼女はシンデレラのニンではないとの前評判も聞いていて,土曜に演じた斎藤真帆こそそのニンとの事だが斎藤真帆を未見,恐らくキューピット役で見ている程度なのでわからない.ニンにないシンデレラならばギエムやザハロワを見ているので彼女達よりはコジョカルはずっと向いていると思うが.世界バレエでは細身ながら長身に見えたコジョカルが小柄だと確認.プリセツカヤ,アナニアシビリ,コジョカルと皆舞台で大きく見える.歌舞伎界なら雀右衛兵門,藤十郎等が舞台で大柄な代表格.みな大物だ.やはり舞台の人は存在感第一なのであろうか?
話戻って新国立のシンデレラ,最後まで綺麗.私,ザハロワで見ている気になっているだけかな?今日はプラッソンの指揮も良かった.やはり2世は強い?