ハーディング指揮ロンドン響&ハルク地下スプンティーノカイゼル

懐かしいロンドン響はティルソン・トーマス時代に毎週の様にバービカンに通ったものだが,いつぞやのガラ公演でティルソン・トーマスからショルティの棒に変わった途端,音量も響きも変わってびっくりした事が懐かしい思い出.ハーディングはエクサンプロバンス来日公演でドン・ジョバンニを見た頃と同じく吹けば飛びそうな容貌ながら頭のてっぺんかやや薄くなり中年の仲間入りをしたかと今更ながら.ゲルギエフ,ミョンフン,ヤンソンズ,ティーレマン,ミンコフスキー,パッパーノ,ウェルザー・メスト等に続く世代なのだろうが,若さに合わない重厚で重い響きのドボルザークとベートーベン.ベートーベンのバイオリン協奏曲は,上手いと思いながら型通りて面白みのないツィマーマンだったが,さすがにカデンツァは聞かせてくれた.アンコールのバッハはヨーヨーマのチェロよりも深みがあった.

公演前にはハルク地下てカプリチョーザピザとドリンクで630円のお得なセット.ハルク地下は新宿の大穴かも.