フランス国立リヨン管弦楽団@サントリーホール

明後日も違うプロを上野で聴く予定.昨年今頃アルゲリッチも入ってお得と思い買ったセット券,明日もパリ管のオケがサントリーで.毎回並んでチケット交換がウザくもう買いたくない!今日のソリストはジャン・フレデリック,明後日は山田晶子,明日はランラン.指揮はリヨンが準メルクル,パリ管がエッシェンバッハ.自分では買わない人ばかりだから楽しみ.明日のランランは数年前にリサイタルとN響との共演を聴いて,その粗雑な音作りにガッカリしているが,その後順調に大家の道を歩んでいる様だから明日はどうだろうか?
今日の準メルクル率いたリヨン管は,未だに私にはケント・ナガノのイメージがあるが,日系が好まれるのはたまたま?日本初演細川俊夫の循環する海は素晴らしかった.武満徹の再来の如く美しく繊細なメロディー.現代音楽をこんなに美しいと感じたのは何年ぶりだろう?次のジャン・フレデリックのラベル協奏曲も,この弱冠21歳のビアニストは,ジャン・マルク・ルイサダが若い頃はこんなだったのではないかという小気味良い音を聴かせた.メルクルの作る音楽は一言で言って洒脱.後半のドビュッシーも楽しませてくれた熱演2時間半