メットライヴビューイングの

パリ国立の前にメット版を見ておきたく初めて六本木ヒルズシネコンへ。新宿バルト9とほぼ同じ作りだが,こちらは水曜レディースデーがあるらしい。駅からの道が非常に分かりにくく着くまでにぐったり。

今回はスーザン・グラハムがルネ・フレミングがやっていたようなインタビューアー役だったが,綺麗な英語でなかなか良かった。ただ,フレミングのように今ひとつ彼女の言葉に成りきれないような部分もあったが,やはり歌手がインタビューをするのは説得力がある。

作品自体は音楽的にはなかなかだったが,演出が問題なのか今回初試みのマルチ画面が悪いのか,映像的には今までで一番面白くなかった。大画面でそうだからTV放映ではかなり苦しいだろう.

急遽代役てトリスタンを演じたロバート・ディーン・スミスも最初はイゾルデ役のデボラ・ボイドに負けて声量おぼつかなかったが徐々に調子を上げていった。マルケ王のマッティ・サルミネンはさすがの貫禄。

この映画館,音量をもっと迫力つけられないかと不満に。特に歌手の声が平坦に聞こえもの足りなかった。画面と歌声が平坦だった為に何度も眠くなってし
まった。