歌舞伎座初日夜の部

運良く下の良席にて鑑賞。玉三郎の八重垣姫が兎に角綺麗で素敵で。大好きな演目ながら直侍はせめて三千歳は福助で見たかったのが本音。親子の恋人通しは、特に菊之助は10年文字通り早い感じ。

改めて丑松が悩む下り、蕎麦やの親父の、しらせないと、の一言で世話になった直侍を売る決意を固めた下りはよく出来ていると感じる。家橘を暫くぶりに見たが、一瞬宗之助が出て来たと思った程ほっそりした。再起してこれからの活躍に期待。英執着獅子は後ろにいたご年配の方々が背が高いから玉三郎だとかイヤホンが聴こえないとか賑やかでなかなかきちんと見られず、熱演の福助玉三郎と間違えられお気の毒。今月の歌舞伎座女形総出演対菊五郎の様相。これが空席が目立つ。玉三郎の八重垣姫でも集客力が足りないのか?浅草に取られたのか?

八重垣姫、三千歳、執着獅子と来ると全て当たり役だった雀右衛門の数年前の元気な姿をどうしても思ってしまう。せめて小猿七之助の滝川、また見られないだろうか?

追記:文楽人形遣いの玉女さん発見!