ウィーン国立歌劇場フィデリオ@神奈川県民ホール

文化勲章受賞したばかりの小澤征爾の凱旋公演。残念ながら苦手なフィデリオだったが、新国程悪趣味ではないもののイマイチの演出。記憶がない自分が情けないが,神奈川のオケピってあんなにいつも浅く使っていたっけ?オケの大音声にしばしば歌手の歌声が消される等全体的に彼の指揮するオペラで毎回感じる粗さの目立つ演奏。ベートーベンならこれでも宜しいのでしょうけれども。

平日神奈川にも関わらずまるでワーグナーの時みたいに男性の多い客席。最近体調不良がしばしば言われる小澤さんのウィーンを引き連れた姿を目に耳に焼き付けたいということか?いずれにせよ、指揮だけでたくプロデュースやマーケティング面でも非凡な才能で大活躍し,日本の音楽家に門戸を開いた小澤さんの功績は大いに称えないといけない。