ナスターシャ・キンスキーよ何処に

夜開演のベジャール・ガラまでの時間潰しを兼ねてネットも見たかったので某図書館へ。

半端ながら時間が余ったので、映画「17才のカルテ」見ることにした。日本語のタイトルがややダサくて今まで見なかった事を後悔するような映画だった。飛ばし見ながら主演のヴィノナ・ライダーもアカデミー助演女優賞を取ったアンジェリーナ・ジョリーも素敵で、ウーピー・ゴールドバーグにヴァネッサ・レッドグレーブという豪華さ。ストーリーは60年代の繊細な若者ものという事で、村上春樹のテイスト。

体当りで演じるアンジェリーナ・ジョリーを見ていて、厚い唇のセクシーな美貌の女優という共通項で、ナスターシャ・キンスキーを思い出してしまった。アンドレ・アガシと結構離婚した長身の美人女優と活躍時期と年齢が重なるが、「テス」の監督ロマン・ポランスキーとはどうなったんだろうか?英国のストーンヘンジでは、テスの映像を思い出した。「PARISテキサス」も素敵な作品だったし、「ホテル・ニューハンプシャー」の熊の着ぐるみに入った演技も面白かった。

確かテスを真似したストーリーの昼メロの主役が麻生佑未で相手役は船越栄一郎だった。

ヴィノダ・ライダーも他の出演作品が思い出せないが、17才のカルテでは独特の存在感。やはりあの時代は暗かったから人の死がやたらに出て来るけれども、色々な意味で「カッコーの巣の上で」で使われた精神病院から一歩入った現代性もあった。

今晩のバレエは、東京のバレエの殿堂五反田ゆうぽうと。凄く前の席なので楽しみだ。