インド・ネパール料理がどこにでも

あるようになった昨今。私の近所でも非常に接近している三駅、野方、都立家政、鷺ノ宮のどの駅からも徒歩1分以内にインド・ネパール料理レストランがある。

かつては銀座のマハラオ、ナイル、アショカか六本木、渋谷、新宿に出れば楽しめたインド料理がお値段変わらずに何処にでも出没。それだけ現地から日本に来ているのだろう。

マニアックなネパール料理では江古田駅から徒歩数分の武蔵野音大正門隣に非常に美味しいお店があった。専用釜がないためにナンは無かったが、日本人の旦那様が作る家庭のネパール料理が絶品でネパール人の大変愛想の良い奥様が客を仕切っていた。

懐かしく数年前に調べたら奥様のご両親の介護の為にネパールに戻り店は知り合いに居抜きで譲ったとか。それでもお味は踏襲しているかもしれないと少しだけ望みを持って出掛けたら全く違う店であった。

かつてロンドンの下町の下町から外れたインド料理が気に入って毎週通ったりしたものだった。インド料理教室にもロンドンで通い、その先生曰く殆どのインド料理レストランでは同じルーに違う中身を入れるだけでわざわざ異なるルーを作っているのはロンドンでは二店しかないと。間違いなくそのうちの一つが前述のラホーケバブハウスであったと思うが、今の東京のインド・ネパール料理レストランでは殆ど異なるルーを使っているように思える。良い時代になったものだ。