愛の妙薬

先週の椿姫と同じ歌劇場とは思えない位全体的に充実。ランカトーレの独特な美声も健在。ふとランカトーレの前に騒がれていたボンファデッリはどうしたんだろうかと思う。

今日は都民劇場公演でほぼ満席状態だったから余計に出演者もやる気になったのだろう。


私の最初の愛の妙薬生舞台は懐かしいクラウス。晩年で声量がまるでなかったが、さすがの人知れぬ涙を聞かせてくれた。次はメット来日時のパヴァロッティ。今日の出演者には申し訳ないが、未だに愛の妙薬というとパヴァロッティの声が頭に響く。あの時の後半相手役のチャイニーズかコリアン系歌手はその後どうさたのだろうか?同時期にドミンゴと仮面舞踏会で共演した厚い胸板のミッロもその後来日がなかったような気がするが。

都民劇場は旬の若手女性アーティストを組み入れるのが得意なようだ。来期はハーンのバイオリン協奏曲が入っている。