文楽初日2部と3部

住大夫の桜丸切腹の段、最後には声がかすれながらも見事に語りきった。お顔の色がやけに黄色くて気になったが、既に御年八十代後半。

大先輩が此だけの命がけの技量を見せてくれるからか、今日も舞台は緊張感一杯。


3部の玉女の遣う知盛の大きさは圧倒的。歌舞伎の播磨屋松嶋屋にも決して負けない大きさ。

そして打ち出しが箕助と勘十郎との静と忠信の道行。改めて箕助の遣う人形の色気にうっとり。


残りの1部は来週。


春に綱大夫と清二郎親子がそれぞれ源大夫と藤蔵を襲名するとのチラシが置いてあった。とうとうおじい様の名人、藤蔵の名が復活ですね! もしかしたら咲大夫が綱大夫になるのでしょうか!?

いずれにしても人間国宝の襲名は初めて見るので、そして綱大夫は確か織大夫?からの襲名も見ているから十数年のうちに二回目。珍しい。