シフのバッハプロ、山種美術館とコシカワ浮世絵美術館

三時間にも及ぶアンドラーシュ・シフ渾身のバッハ平均律


オペラシティのオープン時にシューベルトを聴いてからシフにはずっと注目して来たが、恐らくクラシックのリサイタルで最も緊張感かるアーティスト。今日も一切ペダルを使わず真摯に鍵盤に向かう姿は圧巻だった。聴く方もこれだけの緊張感を三時間強いられるとワーグナーを聴いた後と同じ位にヘトヘトになる。

昼はお気に入りの山種美術館近くのビストロでランチをしてかれ山種を鑑賞。

その後に行った、知る人ぞ知る後楽園駅に近い歯医者が経営するコシカワ浮世絵美術館に。五代目歌右衛門の養父である幕末の名優、芝カンの石川五右衛門や、同じく9代目團十郎の前の世代の大スター、二枚目で名高い彦三郎の女形の浮世絵が面白かった。ここでは毎月第2土曜日に館長の説明会があるのは前々から知ってはいたが、一度も参加していないが、いつか参加してみたい。

山種美術館近くのビストロの真向かいでいつも行列のとんこつラーメン屋、九十九ラーメンもいつか試したい。