玉三郎公演、演芸場新春公演

辰年初芝居は京橋のルテアトル銀座。昨年暮れに国立演芸場喬太郎が枕に立ち食いそば屋の話をした際に、小諸そばなら京橋店、と言っていたので、短時間に食べる必要もあり、小諸そばに言ったら、大変だった。

まず、荷物置きスペースが異常に狭く、手荷物のあるコートを着た女性に非常に不親切。その上、宣伝している味噌うどんを頼んだら、苦手な生卵入りで閉口。この店は、今は開発中でない向かいにあったキャセイビルで働いていた時代にしょっちゅう通った懐かしさもあったが、夢は消え果てた。まぁ、小諸そばで夢ということもないですが。

玉三郎公演は、劇場空間がよく工夫され、貧弱な
獅子舞も出て来たが、私の近くにいた女性はおひねりを渡したのに頭を噛んでくれなかったとご不満な様子だった。

舞台は最前列で見る迫力の中、松緑の鱶七が良かった。舌っ足らずを矯正するために、英語のthの発音のように、さしすせそを発音していた。玉三郎が素晴らしいのは言うまでもなが、私はかつて国立で、やはり最前列で見た、雀右衛門のお三輪を思い出した。

今日の小三治は、厄払い。私達も厄払いして、良い年にしたい。