タイで餓死しない方

興味深いのでアップ

http://rocketnews24.com/2010/09/06/%E3%82%BF%E3%82%A4%E3%81%A7%E7%B5%B6%E5%AF%BE%E3%81%AB%E9%A4%93%E6%AD%BB%E3%81%97%E3%81%AA%E3%81%84%E6%96%B9%E6%B3%95-%E7%84%A1%E6%96%99%E3%81%A7%E6%AF%8E%E6%97%A5%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%89/

タイには数多くの日本人沈没者がいるという。沈没者とは、あまりに海外の生活が居心地がよすぎて、帰国できない状態になってしまった人たちの事を意味する。特にタイの日本人沈没者はバックパッカーが多く、少ない資金で旅をしているため、宿代や食事代を節約している人が多い。タイでそんな貧乏生活(節約生活)をしている沈没者にミミヨリな情報をお伝えしたい。

なんと、タイの首都・バンコクにはインドカレーを毎日無料で食べられる場所があるのだ! インドカレー食べ放題! 野菜の煮込み食べ放題! ナンとライス食べ放題! ヨーグルト食べ放題! そして本場インド式のチャイも飲み放題なのである。つまり、少なくとも寝泊りするところがあればタイで餓死する事はないのだ。

毎日無料でインドカレーが食べられる場所は、バンコク・パフラット地区にある『GURDWARA SIRI GURU SINGH SABHA』(ガードワラ・シーク教寺院)である。ここはシーク教徒がお祈りをする場なのだが、毎日8:00〜10:30まで食事を無料で食べる事ができるのだ。

シーク教徒じゃないと食べられないんじゃないの?」と思う人もいるかもしれないが、この寺院はどの宗教に属していたとしても無料でインドカレーを食べる事ができる。ただし、男性はターバンをしていないと食事ができないので、寺院内でターバンを貸してもらうことになる(もちろん無料で貸してくれる)。

寺院に入ると、1階で靴を預け、裸足で階段をのぼって2階の食堂へと移動する。食堂は大きなホールになっており、バイキング形式で自分で料理を皿に盛り、絨毯(じゅうたん)が敷かれた場所まで移動し、そこに座って食事をとる。多くの人たちが素手で料理を食べているが、欧米人などのスプーン文化(?)の人たちのためにスプーンやフォークも用意されている。ちなみに、食事を残すと叱られるので食べられる分だけお皿に盛ろう。

寺院で提供されている料理の種類は、豆カレー、野菜の煮物、香りつきライス、サフランライス、ヨーグルト、ナン、大根の漬物など。食事をしていると寺院の人が水やチャイをポットに入れて持ってきてくれるので、自分のそばにカラのお椀を置いておこう。正直言って、ここのチャイは絶品だ。レストランなどが提供してる旅行者向けの味付けではなく、本場のチャイの味になっており、非常に濃厚でクリーミィーなチャイを堪能できる。

完全に無料で食べる事ができるが、最低限のマナーは守っておきたい。ラフな格好でも問題ないと思われるが、さすがに汚い格好や不潔な状態で寺院に入るのはやめておこう。また、寺院内ではうるさくしてはならないので私語はひかえよう。

この寺院の人によると「お腹が空いているならいつでもきなさい。少しでも寺院に興味を持ってもらえると嬉しい」と語っていた。どうやら寺院としても、様々な人たちが来るのは大歓迎のようである。マナーさえ守れば、毎日ここでインドカレーとチャイを食べる事ができるわけで、貧乏バックパッカーにとって非常に助かる場所といえよう(寺院を訪れている外国人は欧米人が多い)。

しかし、この寺院があるパフラットは日本人沈没者が多く住み着いているカオサン通りから3キロほど離れた場所にある。徒歩だと20〜30分かかるため、移動中に脱水症状や熱中症にならないように気をつけよう。バイクタクシーだと5〜6分程度で到着する事ができ、運賃は50バーツ程度だ(ボッタクリだと100〜150バーツを請求される)。

この寺院の無料インドカレーについて、タイで人気の日本人・ふくちゃんは「普通に食べたら200バーツしましゅ」とコメントしている。タイの物価で200バーツといえば、かなりの大金である。それが無料なのだから、行かない手はない。