都民劇場ダニエル・バレンボイム

第525回  ダニエル・バレンボイム ピアノ・リサイタル
2月14日(月)7時
バッハ/平均律クラヴィーア曲集第1巻全曲 24の前奏曲とフーガ

 最初の2、3曲は面白い、と思ったものの、後半はすっかりぐっすり。
5階左2列目なのでこれ以上熟睡したら下に落ちるのでは、と不安だった。
いつものことだが、演奏が終わると目が覚めるのはなぜだろうか?
 バレンボイムというと、今日の演奏とも彼の音楽家としての業績とも関係ないが(三年前のベルリンのリングの指揮は素晴らしかった)、映画の「真実のカトリーヌ・デュ・プレ」だったかな?タイトルうろ覚えだけど、少々変人奇人のデュ・プレを奥さんとして大変だったにしても、難病にかかった彼女を捨てて若い愛人に走った自己チュー男という印象が余りに強くって。それにしてもあの映画、すさまじかった。デュ・プレを演じた女優も凄かった。チェリストって、なんとなく「いってしまったような」顔つきの人が多い。デュ・プレに、イッサーリスに。。。ヨー・ヨー・マは余りに普通の会社員みたい。彼の演奏は素晴らしいけど、ナマを何回か行っている間に深みがほしくなったのと、チケット代金が余りに高いのとで最近は、クレメルとの昨年の肩透かし競演くらいにしかいっていない。