喫茶室「滝沢」行きました

 先般、ちょっとしたきっかけで先輩から「新宿なら喫茶店は滝沢によくいった。高いけれどもその価値が十分ある」という話を聴いてから(ほんの2月23日のこと)気になっていたら、ブログでやたらに3月31日で滝沢全店が閉店、というのを目にし始める。
 これは急がなければ、と、友人を誘って、とりあえず新宿東口前の地下、喫茶室「滝沢」へ。サザンタワーのトライベックスでのランチの後だったが、お徳な1300円の飲み物、ヨーグルト、ケーキのセットを注文、2時間粘る。私が選んだのはホットの抹茶ミルク、いちごのヨーグルトに抹茶ケーキ。抹茶ミルクは綺麗に泡だっている。いちごは見るからに自前で作ったソースで、抹茶ミルクと同様、甘味は自分で加減できるように、最低限。ケーキは、チョコとチーズが苦手なため、これしかチョイスがなかったのだが、これもしっとりとして美味しい。満足。
 但し、禁煙席にいたものの、タバコが気になる。私のようなタバコ嫌い人間には不向きな空間である。但し、今月一杯で閉店ということか、とにかく混んでいたからかもしれない。インテリアはいかにも昔風で、神保町に多そうな店。まあ、私にとっては想い出もないお店なので、こんなものか、いって経験して良かった、というところ。椅子もテーブルもやや低め、背の高い人にはやや不向きか?とにかく、昭和三十年から四十年代仕様の不可思議なくつろげる空間であることは間違いない。関西の伝統ある旅館にいったら、こんな感じのところがあるあるって、ところ。バブル前の日本ですねえ。それが消えるのも"今"をよく表していると思います。