喜多流職分会3月自主公演能鑑賞
上記、毎度ながら(といっても2回目)自由席なので朝9時半から並び、10時半に整理券貰って11時に番号順に並び(私は55番だった)席を取ってから11時45分までコンビニで急遽買ってきた焼きそばを食べて観能。ブルーノートなどもそうだが、疲れる。今日見たら2階はガラガラ、次回からは時間ぎりぎりにいって、2階でゆったり見ようと決心。
中味は
仕舞 (若手がいきいき、気持ちがいい)
能 西王母*1 粟谷幸雄、粟谷充雄 など
狂言 粟田口 野村万作、野村万之助 など
休憩を挟んで
仕舞
能 源氏供養 友枝昭世、和泉昭太朗 など
勿論、ほとんどの方は、最後の源氏供養が目当てである。喜多のこういう会だと、国立能楽堂の会などと違って、皆さん、能を見に来ているとう感じで、狂言役者って可哀想、とつくづく思う。UCDさん、柏木ゆげひさん、東京でも場所と演目によっては、マナー、まだまだいいです。嬉しいです。
さて、今日も何度もうつらうつらした私だが(特に最初のお能)、一つ特記事項。源氏供養で、あれ、待っているシテの友枝昭世の前に、大きな梅の花がいけてある。あれ、衣装に梅の絵が、え、ない。わ、わたしの想像の中、芸の力で見えたの?丁度そのとき、謡の文句で『梅が枝の香りが。。。』多分、私が気分よくなってうつらうつらして見た夢だったのでしょうが、それにしても素晴らしい夢でした。
本日であった友人によると、昨日同じ喜多能楽堂であった青年能が良かったとか。はてなダイアラーの塩津圭介氏(id:yukari57:20050322#p03参照のこと)が「鵺」を演じたのです。残念、次回は是非とも。その友人曰く、「お能の若手は、浅草歌舞伎なんかと違ってちゃんと芸が出来る」とのこと。う〜ん、浅草歌舞伎も、私が見始めた1993-94年には、当時30代半ばだった三津五郎や時蔵が出ていたのですよ。それが三之助になり、もっと年齢が下がり。。。で、観客も変わってしまいました。
もう一つ、今日感激したのは、お能はちゃんとずるしないで一人一人並んで、自分の分だけ席を取るというマナーがかなり徹底していること。狂言の会あたりだと、一部ちょっと違うかもしれませんねえ。歌舞伎座でも、去年までの7月だけは、ちょっと観客のマナーが違っていたのは事実ですしね。