松嶋屋三代、ジャッキーなど

 先週末に録画したテレビ番組を、今回は早めにチェック。「芸能花舞台」、松嶋屋三代の「お祭り」。これはスーパーテレビで特集もしていたが、数ヶ月たった今、改めておじいちゃまの仁左衛門*1とお父様の孝太郎さんのお話をゆったり聴きながらまた見るのは格別。千之助ちゃんの初舞台は、トミーさんとこの大ちゃんの初舞台に並ぶ、昨今の事件、って感じでしたね。おじいちゃまの立役、お父様の女形、そして上方歌舞伎、と受け継がなければならないものがてんこ盛りの千之助ちゃんは大変でしょうけど、今から芝居小僧丸出しで楽しみなこと。
 「芸能花舞台」で楽しみなのは、既に先週土曜日に一回目は放映したようだけれども、次回が舞踊家としての団蔵丈の「保名」だってこと。今年2月連休に国立で開催された日本舞踊協会公演の1日目だったと思いますが、友人が、「柏木なんとかっていう舞踊家の『保名』が凄い『保名』で、団蔵そっくり、『三河屋!』という掛け声もかかっていたので、まさか・・・」といっていたのですが、そのいまさか。団蔵というと、ちょっと踊りのイメージが全くない役者なのですが、その、凄い保名、見られるとは嬉しいもの。再放送が今度の土曜日の早朝、私はこれを録画するので(昼だとちょくちょくずれるので、再放送をチェックしている)楽しみ。
 そして、「週刊ブックレビュー」の雀右衛門丈の「私事」。いやあ、やっぱ見てよかった。『未熟だから若いと見られるのでしょう』という言葉の深さ。この方、本当に歌右衛門丈が亡くなってからの伸び方が凄いこと。不思議ですねえ、実力は前から変わっていなかったはずなのに、心持でそんなに変わるものなんですね。

*1:ニザ贔屓は余り見たくないおじいちゃまの顔かもしれませんけど