講談・落語との出会い

 これが実は遅くって、私は三年前の夏なのです。ちょっと気が向いて、当時入っていた朝日友の会の案内を見て*1、突如「四谷稲荷を歩く」に申し込んでから。
 これがお得でね、まるで朝日友の会の宣伝みたいになるけれども、確か3000円で、女流講談師が二時間余りのウォーキングを案内してくれて、最期に上野広小路亭やら、歌舞伎町の何とか亭やらにいき、そこでお弁当を食べて(時価500円ってとこでしょう)ゆったりと楽と講談をきけて、という内容満載、朝日友の会の会員だったら、二人までの上野広小路亭招待券までつくからいいことづくめ、だったんですよ。
 それまで落語・講談なんて、かつて私がオペラや歌舞伎を全く見ていなかったくらい、見ていなかったもんですから。これがきっかけ。
 そしてたまたま、日本橋高島屋で「落語協会展」があり、そこで若手の落語を何番か聞いたり、地元の社会教育講座で「歌彦さんの落語入門講座」があって受講したり、文京学院の生涯教育講座にて「笑い」という落語と講談一本づつの講座を取ったりしたのが手はじめ。
 人気の花禄を一度は聞きたいと申し込んだ、国立演芸場では、たまたま花禄が時代ネタを使って失敗した日だったり、神田山陽をさいたま芸術館に聴きに行ったのが昨年の2月29日。ああ、彼は駄目だって、そのとき思ったので*2、それっきりになっていたのでした。
 これからも、機会があれば、黙阿弥が大いに影響を受けた講談やら、落語やら、まだまだかじってみたいです。

*1:この会では、歌舞伎座の2等のいい場所が2割引で買えるので重宝にしていました。そのほかに、展覧会の招待券ももらえるので。ところが、昨年、何故か継続のお願いがこなかったのですっかり忘れてしまって。私も歌舞伎会ゴールド会員になってからは歌舞伎座のチケットをここで買うこともなく、まあいいや、なんですけどね。展覧会に行く機会が減ったのも、招待券が入りにくくなったからかなって思っています。

*2:彼の面白さって、講談の面白さじゃないでしょ?