東京オペラシティ「ヒラリー・ハーン」リサイタル

 待望のハーンのリサイタルを拝聴。2000年のベルリン・フィルで興奮したものの、翌年のリサイタルは日程が合わなかった。今回も唯一日のみのリタイタル。

ヒラリー・ハーン ヴァイオリン・リサイタル
ピアノ:ナタリー・シュー
2005年5月10日(火)午後7時00分開演
東京オペラシティコンサートホール
(6:30開場 9:00終演予定) 7:00p.m. May10 at Tokyo Opera City Hall
プログラム
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ヘ長調K.376
J.S.バッハ無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第3番 ハ長調 BWV1005
モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ホ短調 K.304
フォーレ:ヴァイオリン・ソナタ第1番 イ長調 op.13

 期待通りの存在感あふれる演奏。これでS席7000円はお徳だとつくづく思う。一番の聴き物はやはりバッハ。25歳という年齢にはとても見えない楚々とした細身の自然体バイオリニストに見えるが、魂の強さを感じる。強靭な音作り。五年前の、アルゲリッチみたいな「火の玉」の印象とはまた違った面が見えた。伴奏のシューも力強い演奏でいいコンビネーションだった。
 再来週のN響との共演が楽しみである。*1
 
 ついでに、最近のバイオリニストの話。彼女以外では、樫本大進君のイキの良い演奏が気に入って、一時よく通った。今年は行かなかったけれども。やはり、それなりにまとまったきれいな音作りのつまらない個性のない演奏よりも、いきがいいといか、存在感があるとか、何か私たち観客に伝わってくる演奏をする人にしかお金を払いたくないから。
 パールマンのように既にやる気のなくなった、観客におもねる演奏しかしない人も困るが。諏訪内晶子も、申し訳ないけど、余り面白い演奏をしてくれているとは感じていない。最初にいったのが、彼女のオールシューベルトだったのも選択の間違いだったかもしれない。

 今日は実はチケットが見つからなかった。幸い、ジャパンアーツぴあで購入し、席も覚えていたので、問題なく入れた。以前、カジモトのスーパーワールドピアニストシリーズのセット券を買った際、ポリーニのチケットが見つからず(いつもながら、後から出てきたが)席番もいまひとつ自信がなかった際には、サントリーホールの入り口にて、担当者が携帯で事務所に連絡し、5分位かかって間違いなく入れたことがあったけど。とにかく、席番はメモルこと。

他に同じにコンサートに行かれた方(はてなキーワードから):
id:rarayan0520:20050510#p01
id:vlamin:20050510#p01
id:kobachi:20050510#p01 (ご迷惑でしたらいつでも削除いたしますのでご連絡を)
その後、他でも見つけました。(下記コメントいただいたa/さんのサイトも見つけました)

http://blog.so-net.ne.jp/domiz/2005-05-10
http://blog.livedoor.jp/inferno666/archives/21582970.html(a/さんのサイト)
http://chuckle.livedoor.biz/archives/21593326.html(こちらは、http://blog.livedoor.jp/chakovsky/comment.cgi/21593326 でも見られるようです。只今発見して、やたらに不思議がっている私です。)

*1:何と、私はこの2日間のコンサートの最後の一枚をゲット。サントリーホールの糞席だけれども、ゲットできただけでもご縁でしょう。